ピッチ・アンド・ラン、ピッチショット、ランニングアプローチの上達法

アプローチの種類

ゴルファーならほとんどの人が知っているアプローチの方法がピッチ&ラン、ランニングアプローチ、ピッチショットです。
この基本3種類の打ち方をマスターすればゴルフになるのですが、知っているのと出来るのとでは全く違います。

 

なにしろ練習場のマットと違い、コースで平らな所はティグラウンドぐらいですからそのライに応じてアプローチの技を駆使する必要があります。

 

それでは100切り、90切りを目指す月1ゴルファーのスコアアップを目指して状況に合わせたアプローチのコツを学びましょう。

 

ピッチ&ラン

アプローチショットでは7〜8割がこのピッチ&ランを使います。
ポイントはクラブ毎の距離感と、ライに応じたクラブ選択が決め手になります。上級者がスコアアップのために練習場で一番時間をかけて練習する打ち方です。

 

練習で距離感を掴むことができたら、次のラウンドでいきなり10打は縮めることができるほど重要なショットです。

 

まずは3本のクラブを選択しバックスイングからフォローまで左右対称にスイングしてどのくらいの飛距離が出てランはどれくらい転がるかを掴むこと。

 

スイング幅は8時から4時、9時から3時、11時から1時の3パターンで良いでしょう。
3本(だいたいSW、PW、9I)それぞれ3パターンを体得すればOK!

 

コツは手首とクラブの角度をバックスイングからフォローまで変えないこと。
ボール位置はダフリ防止も兼ねて右足つま先に置ましょう。

 

スタンスと体重の掛け方は飛距離によって変化しますが技術的なことはゴルフ教材やゴルフ雑誌にたくさん掲載されていますので参考にして下さい。

 

また、ゴルフ教材や雑誌にボール位置を変えるだけで、出玉の高さを変える方法も紹介されていますので追加すれば、さらに細かい対応ができますが、100切りレベルでいきなり欲張っても混乱するだけですのでおすすめしません。

 

あっ、それと大事なことがもう1つ、
アプローチではヘッドアップのミスが多発します。目の前にピンが見えるので無理はないのですがダフリ、トップする1番の原因ですから要注意です。

 

ランニングアプローチ

技術的には一番簡単なアプローチショット。グリーン周り1〜3ヤード前後にボールがありピンを狙うのに有効方法です。
パターと同じスイングでアイアンを使うわけですが、ロフトがねているSW、AW、PWは距離が合わせ難いために向いていません。

 

パターと同じスタンスとスイングでグリーンまでの1〜3ヤードをボールがキャリーしピンまで転がせる5〜9番アイアンが適しています。
コツはパターと同様で肩と腕の三角形を崩さないようにスイングすること。

 

手打ちは絶対にいけません。わずかですがテイクバックで右足に体重をかけ、フォローにかけて左足に体重が移動します。まぁ、リズムを取る程度だと考えても良いでしょう。

 

注意:転がる距離が長い分グリーンにマウンドがあったり、うねっている場合、ボールの転がりを上手く読めないとと3パットする危険性も高くなりますよ。

 

ピッチショット

ボールがある位置からグリーンまでラフやバンカーがあるけど距離がない場合に使います。
アプローチの優先順位は、まずランニングアプローチ、ピッチ&ランが使えないか、もしくは1打付加することになっても横に出すかを検討しましょう。

 

ピッチショットは前出の各アプローチ方法より数段難しいので第4番目の選択肢とすべきです。

 

やむおえず使う場合は、
●オープンスタンスにし、クラブフェイスを距離(30ヤード前後まで)に応
 じて開く。
●ボール位置は左足寄りですが、つま先より左だとクラブが届かない場合があ
 りますので注意。
●スイングはスタンスラインに沿ってアウトサイドインに一気に振り抜く。
 テイクバックする際には幾分コックを使う。(幾分とは練習で掴む外ない)、
 またフォローでクラブヘッドが閉じないように脇を開けて左肘を抜きます。
●スイング中は体重移動はせず、両膝の高さが変わらないようにします。

 

文章で書くと大変難しいようですが練習して慣れれば、実戦でも問題なく使るようになりますが距離感が掴みにくいリスキーなショットには違いありません。

 

以上のアプローチショット以外にもロブショット、スピンショットなどゴルファーなら憧れるアプローチショットもありますが我々アマチュアゴルファー、それも月1ゴルファーが多用しても良い結果にはならないと思いますので割愛します。

 

次ページでは傾斜状況に応じたショットの考え方と対処にいついて。

 

傾斜でのアプローチショット