ゴルフ練習場ではシングルなんだけど〜

「練習は試合のつもりで、試合は練習のつもりで」スポーツではどの競技にかかわらずよく聞く言葉ですが、もちろんゴルフにも大いに当てはまります。

 

打ちっぱなし練習場でひたすらボールを打って球数の自慢をしている人がいますが、
きっと何年たっても上手くならないことでしょうね。

 

スコアアップを目指すための練習であればコースをイメージし、課題を克服するものでなければならないことは言うまでもありません。

 

シングルプレイヤーが、短期間で目標を達成するために実践した、練習場での練習方法の一部をご紹介します。

 

練習する場所と目標

ゴルフ練習場

練習場では2階を使う。

90を切れないゴルファーは球筋やフォームが安定していません。
ましてや100前後のアベレージゴルファーなら上手な人が周りに沢山いると気後れし思ったような練習ができませんね。

 

練習場はミスの原因を探り、それを矯正する所ですから臆することなく目一杯ミスをしなくてはなりません。

 

そのためには人が少ない2階がおすすめです。
練習場によっては2階が安い場合がありますので一挙両得です。ちなみに私が通っている練習場は70球500円です。

 

練習場では打席を変える

コースに行けば左右のドッグレッグや林などでティショットの狙い場所が違いますからドライビングレンジを変えることで、より実践に近いイメージを作り出すことができます。

 

下手な人は練習場の隅で練習しがちですがセンター付近での練習も実践をイメージする上でも欠かせません。
周りの視線が気になるでしょうが、コースでのスタートホールだと考えてメンタルも合わせて鍛えましょう。

 

習場での目標設定

練習場の長さが250ヤード以上ある所は少ないでしょうからドライバーで打てばネットに当たります。
そうするとネットを目標にしている限りネットから先でボールがどんな風に曲がっているか分かりません。

 

その結果、いつも練習場で打っている球筋が出ているのにコースでは曲がっていると感じることになります。

 

練習ではネットの向こう側に飛んでいる軌道イメージを持って打ちましょう。

 

また、アプローチで30、50、100ヤードに旗が立っている所を狙って練習すると思いますが直接旗に当たるようにすると、実際のコースではピン(旗)をオーバーすることになります。

 

わざわざピンをオーバーするような練習をしているようなもんですね。
練習ではピン(旗)の5〜6ヤード手前にボールを落とすようにすれば良いでしょう。

 

 

練習場でのコースイメージ

練習はやみくもにボールを打っても意味ありません。練習したという自己満足は得られますが・・・。
そこでオススメなのが実際のコースと同様にティショットからセカンドショット、アプローチショトをクラブを変えながら打つことです。

 

コースイメージは前回ラウンドしたコースでも明日のコンペコースでも良いでしょう。

 

ラフや左足あがり、つま先下がりなどのイメージで練習することも、より実践的になり役に立つこと請け合いです。

ゴルフ練習場での基礎固め

ゴルフ場で練習する目的は2つです

1つは自分のスイングの欠点を矯正し基礎固めをすること。

2つ目は次からのコースラウンドをイメージした実践型の練習です。

 

あなたが練習場に行く時このことが明確になっていなければ何時間も、何十個も球を打っても上達することはありません。

 

まずは100切り、90切りアベレージゴルファーにとって一番必要な1つ目のスイングの基礎固めを確認します。

 

スイングの基礎

スイングを作って行くときに注意しなければならないことがあります。

1、飛距離のみを追求してムダ玉を打ち下手を固めてしまうこと。

2、スイングの欠点を一度に直そうと欲張ること。

 

100切り、90切りレベルではスイングの欠点が1〜2点なんてことはありませんから1つずつ潰して行くほかありません。

 

たとえば、
・ポスチャー(スイングの構え)が悪い。
・スイングプレーンがアウト、インにずれている。
・バックスイングのトップで右膝と上体が伸び上がってしまう。
・オーバースイングになってる。
・インパクトにおいてポスチャーでの前傾姿勢が維持できない。
・インパクト時にビハインド・ザ・ボールになっていない。
・フィニッシュが取れない。
あなたも該当する数は1〜2個では収まらないはず。

 

でも「こんだけ治すのは大変だ!」っと嘆くことはありません。
幸いなことに1個直すと他の欠点も直ってしまうことが多々ありますから。これらの事が大方できるならば90切りは簡単でしょう。

 

練習方法

まずは正しいポスチャーができるようにします。練習場の一番端には鏡が設置されていると思いますのでチェックしてみましょう。

 

チェックする箇所は、

股関節から折れた下半身と上半身の角度、膝の曲げ具合、顎が引かれているか。

スタンスの幅、グリップ位置、両足への体重の掛け方。

以上のチェック項目はゴルフ雑誌に写真や図解で紹介されていますから参考にして下さい。

 

次にバックスイング、ダウンスイング、インパクト、フォロースルーの順で矯正します
技術的なことはゴルフ雑誌や教材で確認すれば良いと思いますが1つだけ注意することがあります。
それは「一時球に当たらなくなる」ことです。ここは気にせずに矯正を続けなければなりません。
もちろん違和感がありますから残念ながらこの段階で止めてしまう人がいます。勿体ないですね〜。

 

おすすめなのが練習をビデオ撮影すること
目標とするスイングと実際のスイングが比較できますので大いに参考になると思います。あまりの違いに卒倒するかも・・

 

肝心なことがもう1つ、
練習するクラブは1つにすること。人によって推薦するクラブが6番から9番アイアンの違いはありますが1本に絞って練習するのは変わりません。初めは優しく打てるってことで9番が良いと思います。納得できる球筋が打てるようになったら次は5番アイアンくらいでしょうか。

 

ウッドの練習はアイアンが終わってからにしましょうね。その日の練習終了前の3球程度の気晴らしなら良いでしょう。悪くても何十球も打たないことです。

 

ゴルフ練習場における実戦的練習方法とは

ここではスイングの基礎練習ではなく明日以降のコースラウンドを想定した実戦型練習方法をご紹介します。

 

ポイントはコースラウンドをした時に遭遇する場面を想定したスイングをするってことです。今までラウンドしたコースを思い浮かべながら練習しましょう。

 

練習はコースでプレイするのと同様にする

ミドルホールあるいはロングホールからのスタートならウッドクラブでティショットします。
(ルーティンワークも忘れないように)

 

ナイスショットなら次はウェッジで良いでしょう。当たりが薄かったり曲がればミドルアイアンになり傾斜を想定したセカンドショトになります。

 

前足上がりなら、つま先でボールを踏む、前足下がりなら踵でボールを踏んでのショット。左足上がりなら、左足にボール籠を乗せてのショットです。
いずれも不安定な状態ですから体重移動は極力抑えてのショットでから番手を上げて無理のないようにします。
このセカンドショットも今一つのようならアプローチショットになります。想定した距離を打ってみましょう。

 

これらの実戦型練習で重要なことは失敗しても複数打しないことです。
失敗したからといってコースではやり直し出来ません。

 

1ホールが終わったら次のホールを想定してラウンドしましょう。

 

※傾斜状態の作り方はゴルフの教材にも多数紹介されています。

 

練習場の端に向かって打つ練習

100切り90切りのアベレージゴルファーのコースラウンドではフェアウェイセンターにボールがありピンに向かってセカンドあるいはアプローチショットをすることって少ないと思います。

 

と、いうことはコースを斜めに見ながらショットすることになります。それを想定した練習です。
レンジから練習場の右端、左端にそれぞれ打つわけですが意外とこれが難しい。

 

理由は練習場のマットは練習場の向きに平行になっていますから端の目標に正しく構えるのが難しくなるからです。

 

コースでも狙った方向に打てなかった一因も正しく構えることができなかったからでしょう。スイングが悪かったからとは限りませんよ。

 

プロでも陥り易いミスですから必ずとキャディがショットの前に飛行線後方から構えを確認しています。

 

対策はルーティンワークをすることと、慣れるまでは目標に向かって両つま先に平行になるようにクラブを置きガイドさせることです。これで自分の感覚とのズレを修正して下さい。

 

次のページ