雨の日、風の日のマネジメント
雨の日のラウンド
ゴルフは野外スポーツですから晴れの日もあれば雨、雪、風の日もあります。ここでは雨の日のラウンドについての考え方を紹介します。
雨の日のスコアが極端に悪いゴルファーは雨対策を全く考えていないということです。
最悪なのはラウンドする以前の準備(レィンウエア、帽子、防寒衣料、替えの手袋など)をしていない人もいます。
ショットへの悪影響を最小限にするために乾いたタオルを複数枚用意しショットのたびにグリップの水気をふき取るようにします。雨の時に用意する手袋は革製よりもスベリが少ない人工皮革が良いでしょう。
また、晴れた日に比べランが出ない分、飛距離が30ヤード前後は落ちることを覚悟しなければなりません。
当然クラブ選択はその事を考慮に入れて2〜3番手上げるようにしましょう。
トラブルになった場合は絶対に冒険してはいけません。謙虚なゴルフを要求されるのが雨の日のゴルフで如何にミスを最小限度に抑える考え方が出来るかにつきます。
風の日のラウンド
風もゴルフを楽しむためには欠かせない要素です。悩まされますが対処方法を知っていれば強い風でなければ100切り、90切りゴルファーでも可能です。
大まかに言えば風の種類はフォロー、アゲンスト、左サイド、右サイドの4種類になります。
その風に対してあなたが出来ることは風に乗せる、風とケンカさせる、風を無視することの3点です。
これにあなたの持ち球を加えてショットの方法を考えることになります。
あなたが100切りを目指すゴルファーで風の読みをするレベルではないと考えていたとしたらゴルフの楽しみを放棄しているようなもの。ぜひゴルフの深さを味わって欲しいです。
前述した”風を無視する”はあえて無視するのであって全く考えないという意味ではありません。
それでは風によるショットの方法を紹介しましょう。
フォローの風
欲しいのは風に乗る高い弾道の球筋ですね。
ひょっとしたら300ヤードドライブも可能かも・・な〜んてこと100切りのあなたが考えていないでしょうね
ここで注意することはフォローだから飛ばすぞ〜っと力が入ると結果はトップか、スライスになる確率がグーンとアップするってこと。
なぜか?
力が入ると体が開くのと体重移動が早くなるのでインパクト位置が右足寄りになりボールの頭をヒットしてトップボールになるか、体が開いているのでアウトサイドインのカット軌道になり大スライスになります。
解決策はは打ち急がないこと。
体の開きを押さえて手元よりもヘッドを先行させるイメージでスイングすることです。
ん?ちょっと難しかったかな。
100切りゴルファーのあなたはフォロー風の時には風を無視して普段のスイングをして下さい。
90切りゴルファーなら練習場で練習してからコースで実践して下さいね。
アゲンストの風
打ちたい球筋は低弾道です。
スライス・フックの球になると、どこまで曲がってしまうか分からない場合もおこりますから怖い風です。
よくあるミスのパターンは、風に負けないようにヘッドスピードを上げようとすると逆にボールが高く舞い上がることがあります。
対策はフォローの風の時にミスしたトップボールの打ち方になります。
加えるなら1〜2番手上げて短く持って振り抜く。ボールは普段よりも右足よりにすることです。
この方法は100切りゴルファーも力まなければ十分に出来ることです。
左右の横風
この風の対策はあなたの持ち球がフック、スライスのどちらかで変わります。
100切りレベルでは持ち球なんてもの無い!ボールに聞いてくれ、っと聞こえてきそうですが・・
スライス系(フェード?)を例にとると左からの風ならティグランドでは左端から左サイドを狙ってティショットするのが一番距離が出ます。
左がOBでもスライス系の球筋に加えて左風ですから心配ありません。
たまに見かけるのですがスライス系なのにティグランドの右端にティアップしてコースの左サイドを狙う人がいます。この方法はフェアウェイが狭く右OBが迫っている場合には仕方がありませんが距離が稼げない欠点がありますのでおすすめしません。フック系(ドロー?)は上記スライス系の反対です。
いずれにしろ風対策はスイングはゆっくり力まないようにすることが大切です。
フェアウェイを歩きながら呪文のように唱えましょう。
ゆっくり、ゆっくり、力むな、力むな・・・・